拙者が愛してやまぬゲームTRPG。
今回はTRPGとはどんな物であるか紹介したいと思いまする。
TRPGとは、テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲームの略で、2~6人ぐらいで楽しむゲームの一種でござる。
TRPGってどんなゲーム?
一口にTRPGとまとめているでござるが、その内容はトランプゲームのように多種多彩でござる。
意味合いとしては『ファミコン』や『スーファミ』、『PCエンジン』、『プレイステーション』など(例えが古いでござるな…)ハードの種類・ジャンルのようなものだと思ってくだされ。
TRPGと呼ばれるゲームの共通点でござるが、基本的に人と人との会話によって無数の展開を楽しめる、極めて自由度の高いゲームといったところでござろう。
コンピュータゲームはプログラムによって決められた範囲でしか行動ができず、あらかじめ用意されたシナリオ以外のストーリーも存在しないのが普通でござる。
それがTRPGならばどんな行動も取れ、基本的なシナリオは用意されているが、シナリオに無いストーリーを産み出すことができる。
どうでござるか?ワクワクしてきたでござるか?
どんな内容があるの?
さて、TRPGがハードを指す言葉であるならば、当然ソフトもあるのが道理。
そのソフトにあたる部分が『ルールブック』……読んで字の如く、ゲームを遊ぶために必要な世界観の説明やルール、データの類が記載された本でござる。
TRPGがマイナージャンルなので、名前をあげてもピンと来ぬかも知れぬが……
『D&D(ダンジョン&ドラゴンズ)』『クトゥルフ』『ガープス』『ソードワールド』『アリアンロッド』『ダブルクロス』『ナイトウィザード』、忍者TRPGゲーマーのバイブル『シノビガミ』等々数え切れぬほどのルールブックが存在するでござる。
ルールブックには基本的に独自の世界観が用意されているので、ルールブックの数だけ世界があると言っても過言ではないのでござる。
例えば『D&D』であれば、ロード・オブ・ザ・リングのような剣と魔法の世界で、ダンジョンに巣くうドラゴンと戦う冒険の旅を。『クトゥルフ』であれば、現在社会を舞台にクトゥルフ神話に登場する神々によって引き起こされる怪奇事件の解明へ。『ダブルクロス』であれば、X-menのような超人たちによる異能バトルが。そして『シノビガミ』であれば、「忍者だから」という魔法の言葉で全てが許されるスーパー忍術対決が遊べるのでござる。
ゲームは基本的には1人のゲームマスター(GM)とそれ以外のプレイヤー(PL)によって構成され、ルールブックの内容に従ってそれぞれの世界感で遊ぶことができるのでござる。
次回はゲームマスターとプレイヤーの役割について紹介するでござるよ!