5月5日は子供の日……今年は甲冑武者サークルSactさんにお呼ばれし、松田の若葉祭りに参戦してきたでござる。
ちなみに、若葉祭りは今年で41回目の開催となる、松田町寄自然休養村で行われる祭りでござる。
人里離れた山道をしばらく進んだ先にある会場では、晴天の中、元気なこいのぼりが迎え入れてくれたでござる。
会場MAPによれば、「川魚のつかみ取り大会」なるものが開催されるとあるではござらぬか!
他にも鹿肉串に、鹿肉のシチュー、川魚の串焼きに山菜うどん……気になる出店が多数あったでござる。
甲冑演舞 松田家の苦心と覚悟
さて、お祭りを楽しむ前にしっかりと仕事もせねばならないでござる。
今回は午前と午後に、それぞれ1回の甲冑演舞を行ったでござる。
故に、実際のステージを観ての打ち合わせと微調整を行い、1度目のステージに繰り出した。
今回の甲冑演舞は松田町ゆかりの武将である、松田尾張守憲秀の話でござった。
松田憲秀は、小田原北條氏に仕えた武将で譜代の家老の家柄であり、文武両面で辣腕を振るう名武将でござる。
されど、秀吉の小田原征伐においては、徹底抗戦を主張しながらも、北條家の旗色が悪いとみるや豊臣方に内応し、北条を裏切ったと言われている。
しかし、これには別の説もあるのでござる。
松田尾張守憲秀は、豊臣軍への抵抗が無駄だと悟り、北條家による相模・伊豆の2国の所領安堵と城兵の助命を願い、主家の滅亡を阻止しようとしていたとの説である。
此度のステージではこちらの説を採用し、松田尾張守憲秀の苦心と覚悟を演じたでござる。
若葉祭りで食を楽しむ!
無事にステージでの演武を終え、しばしの自由時間。
気になっていた店を順々に巡り、満腹になるまで食事を楽しんだでござる。
お陰様で、せっかくご用意いただいた差し入れのお弁当には、ほとんど手が付けられなかったでござる。
楽しみにしていた鹿肉串、鹿肉シチューはそれぞれ300円とジビエにしては非常にリーズナブル!
お肉は柔らかく、肉自体の味はとてもシンプルで、塩胡椒やシチューの味がとても馴染んで美味しかったでござる。
また、川魚はイワナ・アユ・サクラマスの3種があり、拙者はイワナを食したでござる。
イワナは、かぶりつくたびに脂が滴るほどに良く脂がのっていたでござる。
山菜うどんは、たっぷりの山菜に優しい味の汁がマッチして、肉と魚の脂をさっぱりと流してくれたでござる。
他にも足柄茶のコーナーでは、なんと新商品の箱根山麓紅茶が試飲できたでござる。
こちらの商品は、緑茶のような風味のある紅茶で、苦みが少なくすっきり飲める美味しい紅茶でござった。
ちなみに川魚のつかみ取りは小学生以下限定のため、参加できなかったでござる……。
2度目の演舞!
そんなこんなで、祭りを楽しんだ後に挑む2度目の演舞。
1度目の演舞でステージにも慣れ、多少の調整を入れての2回目は1回目より順当に演じることができたでござる。
拙者個人としては、1度目より大きくのびのびと立ち回りをさせていただいたでござる。
世の中に広がる松田家の悪名が多少なりとも払拭されると良いでござるな……。
演舞終了後は、恒例の集合写真を撮り、解散したでござる。
さてさて、甲冑武者サークルSactとは6月10日にも大磯城山公園にてご一緒する予定でござる。
しからば御免!!ドロン♪ ( ・_・)ノ⌒●~*