先日、湘南の地で活動している忍者集団shinobi zeroさんの稽古場を見学させていただいたでござる。
shinobi zeroさんは、忍者ショーのイベントを企画、運営、イベントの主催を行っている忍者集団であり、たまたまtwitterで知り合うことができた団体でござる。
少し調べてみたところ、近年藤沢などで見かけた忍者ショーもご担当されており、webページにて本拠が辻堂であることを知り、俄然興味を持ちコンタクトを試みた。
期待と緊張を胸に、忍者活動をしていることや殺陣経験の年数、風魔小太郎の名を添えて稽古場見学の希望をお伝えしたところ快諾のお返事をいただき、稽古見学へと向かったのでござる。
稽古場についてまず驚いたのは、連絡を取り合っていたのが代表の女性であったのに対し、稽古場で出迎えて下さったのが男性だったという事実でござった。
男性は演出・殺陣師の那智明殿でござった。那智明殿は、JAC(旧・ジャパンアクションクラブ、現・株式会社ジャパンアクションエンタープライズ)の出身であり、shinobi zeroさんは古武術を周到しつつエンタメ要素を加えた殺陣を基本としているとのことでござる。
簡単な自己紹介の後に、恥ずかしながら拙者の刀捌きを見ていただいたでござる。
刀の重みや動きのリアリティーさについての指摘はされたものの……刀の動きの綺麗さについてはお褒めいただけたでござる!
かれこれ10年以上殺陣をやっててズタボロに言われたら泣いて帰るところだったので、一安心でござった。
その後、しばし殺陣談義で盛り上がっている間に次回ステージの参加者が揃ってきたので、改めて紹介をしていただき、稽古が始まったでござる。
稽古は殺陣の確認から始まり、お芝居パートの練習、通しでの練習、演武(演舞?)の練習といった具合で進んでいたでござる。
内容と参加者については伏せておくでござるが、稽古場は非常に和やかでみな楽しそうでござった。
那智明殿は知識と経験豊富であり、さらにユーモアもあるため、稽古の合間に色々な経験談を面白可笑しく挟み、稽古場はとても明るい。
コント仕立てのお芝居パートや殺陣や演武練習の雰囲気も、普段拙者が活動している相模舞台同盟と似通っており、なんだか普段の稽古場にいるような気にさえなってくるアットホームさでござった。
あまりにもアットホームな感じな上に、みな楽しそうに殺陣をしているので、見ているだけではなく一緒に動きたく身体がうずうずしてしまったでござる。
一緒に動ける機会にまたお誘いいただけるようお願いし、拙者の初稽古場見学は幕を降ろしたでござる。
諸事情により8月の公演には参加できなかったため、なんだか久々に戦いたくなってきたでござる。
……とりあえず、次の稽古が始まるまで素振りぐらいしておくでござるかな。
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